透き通った透明な世界に

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【小説】変わった事、変わらない事。その1

俺は久しぶりに実家に帰る事になった。

汽車から見える景色を追っていく。

今まで住んでいた街で出逢った人達との思い出を噛み締めながら、一駅過ぎる度にため息を漏らしていた。

俺の田舎は孤島で、電車を乗り継いだ後に船で帰る必要があった。

その帰りの船での出来事。
俺は島に向かう最終便の船に乗った。

片道切符を見つめながら、船の出航を待っていた。

普段、利用する部屋(ジュータン席)は人がいっぱいいたんで、ベンチ席の部屋に行った。

大体、週末にこんなに船に乗っている人すべて同じ目的じゃないのは分かるが、何故?こんなに混んでいるんだろうか?
まぁ、いいや。
さっさと帰って眠りたいな。

と、思いながらも携帯を弄りながら、携帯アプリのゲームをやっていた。

しばらくしたら、1人の男性が俺の目の前に座った。

なにやら、びっしりとスーツを着ていて如何にも俺とは別世界の人間だと。

俺も、もう少しまともに生きていれば、ああいう風に生きていたのだろうか?

今更悔やんでも仕方ないから、悩まないようにするがな。

しかし、なんか見た記憶がある。

高校卒業して、3年経つ。いや、小さい頃に見た。

少し移動して再確認した。なんと、その人は幼なじみだったのだ。

ただ、数%は別人フラグの可能性が高い。慎重に探るしかない。


例えば、母校の校歌を歌うとか……駄目だな。

そんな考えをしていると、スーツ姿の男性は立ち上がって行った。

(どうするべきか?)

しばらくして帰ってきた男性は、俺を視野に入れた後。

「おっ、雄次」
俺の名前を呼んだスーツ姿の男性。

「弘樹久しぶりだな」

「そうだな。成人式以来だな」

そう話しながら、俺と話す気満々で近場の席に座ってきた。
「雄次はさ、この時期にどうしたんだ?」

「俺か?俺は実家に帰るんだ」


など、最近の事を喋っていた。
久しぶりに喋っている相手の知らない話まで喋っていた。

「クラスメートの姫川は結婚して子持ちなんだろ?」

「雄次も今彼女いるんだろう?」

「まぁな」

久しぶりなわりに共通の話題を喋っていた為にぎこちなさもすぐになくなっていた。


(続く)
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【小説】空を見上げれば

恋人と遠距離恋愛をしている人はどれくらいいるんだろうか?
遠距離は辛い。
好きな人と楽しい時間を多く共感できないから。

彼と出逢って、付き合ってから2年経つが半分くらいは遠距離恋愛だ。

こんなに、好きな人と離れ離れになって、不安に押し潰されて何度も枕に涙を吸わせてしまっていた。

「はぁー、ああっよく彼にため息つくなとか言っていたのにな。」

彼はよくため息をつく人で、彼のため息に「ため息つくな」と口を酸っぱくして言っていた。


久しぶりに彼と出逢えて嬉しかった時、嬉しくてウキウキしたのに。


また、逢えなくなると寂しいなと、寂しいね。


って、弱音吐いていちゃあ駄目だよね。

頑張らなきゃね。

ふぁいとふぁいと。


空を見上げて彼にメールする。


今日はそっちは晴れていますか?
私の住む場所は最近寒くなっています。

彼と早く出会えたら幸せなのに。


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