【小説】くちびる2008-10-20 Mon 22:42
彼女の羽音(はおと)は、風呂上がりの俺に唇を近づけてきた。
「んー」 年の差カップルで、彼女が年下の場合。 「オジサンをからかうんじゃないんだぜ?」 と、彼女に言うと。 「オジサンって言うなぁ」 微笑ましい光景らしい。あまりよく分からん。 羽音と付き合ってから、キスするのでさえ抵抗なくできる行為なんだが。 やはり、それでも相手に気を使う。汚れていない少女に自分をぶつけているような感じで。 心の叫びをぶつけている感じ。 彼女の唇は柔らかい。女の子の唇だ。 もぎたての果実みたいな感じがたまらない。 「修治、大好き」 年下の彼女のいいところは、まるで妹のような感じか? 俺だけに見せてくれる笑顔をこの娘は持っている。 まだ、見せて貰っていない表情をこれからもみせてほしい。 この願いは我が儘なんだろうか? 前、彼女に「僕でいいのかい?」と聞いたら 「修治がいいんだよ?」 って、言ってくれた。嬉しい。ありがとう。 これからも、たくさんキスをしよう。羽音。 海外のドラマでの挨拶のキスをみてビックリしてたのが、嘘みたいな今の自分。 キスは素晴らしいな。 スポンサーサイト
|
この記事のコメント |
コメントの投稿 |
|
この記事のトラックバック |
| HOME |
|